1470

Jenson(ジェンソン)

スピラ兄弟のヴェネチアン・ローマン体の基を、彼らの同僚であるニコラ・ジェンソンがジョン・スピラの没後により洗練させ読みやすく設計した活字書体。
後にアドビがAdobe Jenson(アドビ・ジェンソン)として復刻している。
開発:Nicolas jenson(ニコラ・ジェンソン)

Jenson<small>(ジェンソン)</small>

1495

Bembo(ベンボ)

名前の由来は、1928年にスタンリー・モリスンが『デ・エトナ』に使われた活字を、その著作者であるビエトロ・ベンボの名を冠して「Bembo」として復刻した時とされている。
ヴェネチアン・ローマン体にみられる個人的な書風が抑制されていることが特徴。
開発:Pietro Bembo(ピエトロ・ベンボ)

Bembo<small>(ベンボ)</small>

1531

Garamond(ギャラモン)

オールド・ローマン体の前期代表格であるGaramond活字は人文主義者のジョフロア・トリィがアルダス工房の古典文学の書物に注目し、それらにもちいられていた活字の研究をクロード・ギャラモンに薦めたことで作られた書体。
フランスでは、ジャン・ジャノンの活字書体が、スダン・アカデミーの出版物に公式書体として使用された後、フランス王立印刷局に没収されたことでGaramond活字であるとの誤解が生じた。
開発:Claude Garamond(クロード・ギャラモン)

Garamond<small>(ギャラモン)</small>

1722

Caslon(キャズロン)

「迷ったらCaslonで組め」と言われるほど、使い勝手の良い書体。
1990年にアメリカのAdobe社がデジタルフォントとして「Adobe Casoln」を発売。
開発:William Caslon(ウィリアム・キャズロン)

Caslon<small>(キャズロン)</small>

1757

Baskerville(バスカヴィル)

Baskerville活字はイギリスの産業革命時代によって作られた書体。
活字にイギリスの伝統的なカリグラフィを応用したため、草書体の書風が優雅に流れるようになっている。
開発:John Baskerville(ジョン・バスカヴィル)

Baskerville<small>(バスカヴィル)</small>

1764

Fournier(フルニエ)

Baskerville活字と同様に、画線の縦横比が大きく、均質で整理されているという特徴がある。
開発:Pierre Simon Fournier(ピエール・シモン・フルニエ)

Fournier<small>(フルニエ)</small>

1788

Bodoni(ボドニ)

パルマ公国印刷所の専門書体として制作された書体。
開発:Giambattista Bodoni(ジャンバティスタ・ボドニ)

Bodoni<small>(ボドニ)</small>

1894

Century(センチュリー)

アメリカの雑誌『センチュリー・マガジン』のために制作された書体。
機械式活字父型を発明したことで有名なベントンが制作した書体としても知られている。
開発:Linn Boyd Benton(リン・ボイド・ベントン)、Theodore De Vinne(テオドール・デ・ヴィネ)

Century<small>(センチュリー)</small>

1901

COPPERPLATE (カッパープレート)

よく看板や文房具で使われている書体。DEAN & DELUCAやMOLESKINEのロゴに使用されている。
開発:Frederic William Goudy(フレデリック・ウィリアム・ガウディ)

COPPERPLATE <small>(カッパープレート)</small>

1927

Futura(フーツラ)

設計者はミュンヘンのブック・デザイナーのパウル・レンナー。
「定規とコンパスで設計された」かのように見られるが、注意深く見ると、視覚補正のための微細な調整がほどこされている。
開発:Paul Renner(パウル・レンナー)

Futura<small>(フーツラ)</small>

1928

Gill Sans(ギル・サン)

Gill Sans活字の大文字体はトラヤヌスの記念柱をはじめとするトラヤヌス帝の記念碑にみられるような古代ローマの碑文体や、Caslon、Baskervilleといった書体をモデルに制作した書体。
見出し・本文ともに適するように作られている。
開発:Eric Gill(エリック・ギル)

Gill Sans<small>(ギル・サン)</small>

1932

Times New Roman (タイムズニューロマン)

1932年にイギリスのタイムズ紙が新聞用書体として開発したラテン文字のセリフ体書体。
開発:Stanley Morison(スタンリー・モリスン)

Times New Roman <small> (タイムズニューロマン)</small>

1957

Helvetica(ヘルベチカ)

コーポレート・タイプ(企業の制定書体)としてよく用いられている。(インテル、三菱電気、パナソニック、BMWなど)
Mac OS X以降は派生品であるHelvetica Neueが標準搭載されるようになった。
開発:Max Miedinger(マクス・ミーディンガー)、 Eduard Hoffmann(エドゥアルト・ホフマン)

Helvetica<small>(ヘルベチカ)</small>

1957

Univers(ユニヴァース)

ドベルニ・ペニョ社の社長のC・ペニョは美術大学の学生だったアドリアン・フルティガーの卒業制作に目を留めて、ペニョ社に入社させ、1954年から新しいサン・セリフを設計させた。
ユニヴァースは設計のはじめからファミリーの体系化を目指した書体である。
開発:Adrian Frutiger(アドリアン・フルティガー)

Univers<small>(ユニヴァース)</small>

1967

Sabon(サボン)

Garamond活字が使用された『エゲノルフとバーナーの活字書体見本帳(1592年発行)』を元に、1960年代にライノタイプ、モノタイプ、ステンペルというヨーロッパを代表する印刷機のすべてに適合した技術仕様で、1967年に「Sabon(サボン)」を作りあげた。
Sabonの名前の由来はギャラモンの活字の行く末に大きくかかわった活字製作者ヤコブ・サボンから名前をとったものとされている。
開発:Jan Tschichold(ヤン・チヒョルト)

Sabon<small>(サボン)</small>

1974

ゴシックMB101

写植用書体「見出ゴシック体MB101」としてリリース。広告・出版分野では写植時代から慣れ親しまれた書体。
開発:モリサワ

ゴシックMB101

1982

本明朝

本明朝の源は1958年(昭和33年)に登場した金属活字書体「晃文堂細明朝」。
ファミリーが豊富でデジタル化も1987年(昭和62年)と早くから行われている。
開発:杉本幸治 / 金井和夫(新がな)

本明朝

1989

平成明朝体

財団法人日本規格協会文字フォント開発普及センターで開発された。
平成元年(1989年)に完成したことから「平成」の名前がつけられた。
開発:小宮山博史 / リョービイマジクス

平成明朝体

1990

新ゴ

ウェイトが8つもあり、スマートフォンやテレビで使用されるほど用途がある。
東京メトロ・小田急の駅のサインに使用されている。
開発:小塚晶彦 / モリサワ

新ゴ

1992

MS明朝・MSゴシック

Windowsの標準搭載フォント。
リョービイマジクス製作の字母をもとに、リコーが制作。
開発:リコー / リョービイマジクス

MS明朝・MSゴシック

1992

Myriad(ミリアド)

サンセリフの欧文書体で、いくつかあるフルティガー体 (Frutiger) 模倣フォントの一つ。
アップルやアドビシステムズなど、多くの企業のコーポレートフォントに採用されている。
開発:Robert Slimbach(ロバート・スリンバック) / Carol Twombly(キャロル・トゥオンブリー)
引用文献:「ミリアド」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

Myriad<small>(ミリアド)</small>

1993

ヒラギノシリーズ

大日本スクリーン製造社のフォントシリーズでMacOSX以降標準搭載されている。
明朝体・角ゴシック・丸ゴシックの3種類に分かれている。
開発:鳥海修 / 字游工房

ヒラギノシリーズ

1997

小塚明朝・小塚ゴシック

アドビオリジナル書体。ウェイトが6つもあり場面に合わせて使い分けやすい。
開発:小塚晶彦 / 鈴木功 / 西塚涼子 / Adobe

小塚明朝・小塚ゴシック

2007

メイリオ(Meiryo)

Windows Vista以降のマイクロソフト製OSに標準で搭載されている書体。
名前の由来は「明瞭」から。
開発:河野英一 / マシュー・カーター / C&G

メイリオ(Meiryo)