箇条書き

【この記事で紹介する内容】

1.箇条書きの特徴

  • 「複数の事柄・項目(語句またはテキスト)をいくつかに分けて書き並べる方法」
  • 整理された一種のリストまたは一覧のことを指します。
  • 「リスト式表示」を採用したテキストでもあります。
  • 報告書類(レポート)、広告類、教科書類の中でより多く採用されまる。

2.箇条書きの種類

箇条書きの型の組版には、以下の種類があります。(名称は私的に区分したもので、一般的ではない。)

① 独立型……テキスト(本文)と分けて組み方法。

② 混入型……テキスト内の行に続けて組む方法。

③ 段落型……段落として扱う方法。

④ 多項目型……事柄・項目が下位区分される方法

⑤ 目次型……ページ物の目次を組む方法。

⑥ 文献一覧型……引用された文献または参考とされた文献一覧を組む方法。

3.箇条書き型テキストの組み方

原稿に準じて組む
  • 原稿は理解しやすくするために工夫されているので、読みやすく配慮する事。
  • 原稿とは、組版するものとして渡されたテキストのことです。
  • 古くは(または以前は)手書きのテキストで、多くは原稿用紙にしたためられていました。
  • 現代では入力されたシンプル・テキストの場合が多いですが、テキストだけでなく、図版(イラストや写真など、テキスト以外)もすべて図版原稿と呼ばれ、原稿と同じ扱いです。
特徴 → 事柄・項目の前に数字または記号をつけることです。
数字・記号のあと
  • ベタ組み(スペースなし)ではなく、若干のスペースを入れる事。
  • それはスタイルにもよるので、注意。
その他の注意事項
  • なによりも番号または記号によって区分されていることがはっきりと目に入るような工夫が必要。
  • 単語または語句だけを1行ごとに並べる種類。
  • テキストとして並べる種類。
  • 複雑にレベル分けされた種類など。

① 独立型

  • 各事柄・項目の単位で改行します。
  • 数字または記号(●、■、▲、*など)を用いますが、数字はパーレンで囲まないことが一般的。


[例–1]単語または短文の場合

[例–2]適度な長さの場合

[例–3]先行するテキストと関連した記号を使用する場合

[例–4–1]標準スタイル(アウトライン・スタイル)※文章の各行頭を揃えます。

[例–4–2]1行目を大幅にインデント(字下げ)します。

[例–5]小見出しを伴う場合

② 混入型

  • テキストの中で文の行に続けて列挙されるスタイル。
  • 事柄・項目を分ける数字または記号は、イタリック体で組んで目立つようにします。
[例–1]標準的な場合(各事柄・項目はカンマでつなぐ)

[例–2]各事柄・項目をセミコロンでつなぐ場合

③ 段落型

  • 番号つきの準段落としても扱います。
  • 1行目の番号の前は、使用書体サイズの全角分インデント(字下げ)することが原則となります。
    2行目以降は字下げしたり、上の行の文頭に合わせることはありません。
[例–1]標準的な場合(段落の下は「アウトライン・スタイル」になります。)

[例–2]ハンギング・インデンションの様式(数字が2桁になっても行頭揃えは変えません)

④ 多項目型

  • リストする行が、複雑に下位区分されているのが特徴です。
    下位区分の序列・レベルを間違えないように細心の注意をする必要があります。
  • 字下がり(インデント)のスペースに注意すること。
[例–1]複雑な場合

⑤ 目次型

  • 章や節の番号数字と、目次項目のページ数を示す事が基本です。
  • 目次項目の長さと前付けの全体のバランスや本文との関係を総合して考えます。
  • 欧文組版では、目次見出しとページ数を結ぶリーダー罫(点線)は見苦しいので使わなくなっている傾向があります。
    その点を考慮した、新しい工夫が必要となり、様々なスタイルがあります。
  • 数字は桁を揃えることが基本です。
[例–1–1]×好ましくない例

[例–1–2] ○ 好ましくない例の修正

[例–2]一般的

[例–3]項目に先行する数字の桁に注意するスタイル

[例–4]ジャスティファイ型の場合

[例–5]章や節などのレベル分けされた場合 ※左の番号の桁に注意

[例–6]レベル分けされているが、左右で桁を揃える場合

[例–7]インデントで揃える場合
  • 目次型では、デザイン書やデザイン雑誌などで、レイアウトに工夫を凝らした斬新なデザインがあります。
    ただし、あくまで項目の序列・レベル分けを間違えないように注意をするべきです。

⑥ 文献一覧型

  • 文献一覧型では、以下の項目は最低限明記されます。
① 著者名(共著者も含む)
② 書名(副題つまりサブタイトルがあれば、それも含む)
③ 発行元(出版社または出版者)
④ 発行地(都市名。国名の場合は少ない。)
⑤ 発行年(西暦年数)
  • 上の項目のほかには、複数の巻に分かれる場合の巻数や、版数、場合によっては引用したページ数を明記することもあります。
  • 基本的には、著者名が最初に表示されます。
  • 雑誌や定期刊行物の紹介では、文献名ではなく、論文名(論文のタイトル)や記事のタイトルが主体となる場合もあります。
    その場合でも、論文や記事の執筆者名が先に表示されます。
  • 一般的な組み方 ※著者名は、以下の3種類があります。(ファミリー・ネームを先に示すのが一般的)
① 大文字と小型大文字(スモールキャピタル)大文字と小型大文字(スモールキャピタル)
② 小型大文字(スモールキャピタル)だけ小型大文字(スモールキャピタル)だけ
③ 大文字と小文字大文字と小文字


[例–1]伝統的な組み方

[例–2]伝統的な組み方 ※著者名の後に著作の発行年を示すスタイル

[例–3]

[例–4]定期刊行物とその中の論文または記事。